神戸の小学校で起きた、先生同士の不祥事。
神戸市教育委員会は、加害教師の処分を検討中。
加害教師4人は、現在有給休暇で学校には行っていません。
元小学校勤務経験者の私に、学校についてお話しさせて下さい。
今回調査するのは
「ティーチャーカーストとは?」
「神戸加害教師の処分は?」
「有給休暇後はどうなる?」
以上の3点です。
それではご一緒に1つずつみてみましょう。
「ティーチャーカーストとは?」
現在は塾で英語を教えている私、ソラ。
実は、その前は、小学校に勤めていました。
教員を諦めた理由は、自分勝手ですが、「学校」という狭い世界にずっといたくないというものでした。
しかし、勤務先の小学校では、大変楽しい毎日を送らせていただきました。
同僚の先生方も皆さま本当に良い方ばかりでした。
学ぶ事の多い毎日でした。
教員の仕事は、何ものにも変えがたい、素晴らしいものでした。
日に日に賢く、大きくなっていく生徒達の成長を見守り、そのお手伝いが出来ることは、大変な喜びでした。
学校の先生だから、こんなに苦しいという日もたくさんありましたが、学校の先生じゃなかったら、味わえなかった、素晴らしい経験も数えきれないほどあります。
生徒を1番に考えていたら、神戸の教師間のトラブルなどなかったのではないかと思います。
しかし、一般企業の人には想像もつかない、「学校」にしかない、「常識」がそこにはあります。
「スクールカースト」という、クラスの中での階級づけが暗黙の了解の中にありますよね。
美人、またはイケメンで成績優秀でお家がお金持ちの生徒がトップで、どんどんピラミッド型にランク付けされるものです。
カーストとは、インドのヒンドゥー教の階層です。
その先生版、
「ティーチャーカースト」
は、やはりあります。
学校も、警察と同じ様に「キャリア組」と「現場組」に分かれます。
キャリア組とは、教育委員会からの天下りで、現場を知らずとも、すぐに教頭や校長になれます。
そうすると、一見すると校長先生がトップに君臨していると思われるティーチャーカーストの、裏のトップは、教頭、教務主任や、学年主任になってしまう事もあります。
現場を知らない校長は、学年主任からの報告に全く疑問を持ちません。
つまり、新任教師に何をしていても、気付くことはないでしょう。
また、ティーチャーカーストがある一方で、実力主義でもありますし、校長、教頭、教務主任以外は、全員が同じラインに並び、全員「先生」と呼ばれます。
クラスに帰れば、一国一城の主になった気がします。
大学を出て、担任になったらすぐです。
これで、なんだかだんだん、勘違いしていきます。
特に、小学校が顕著です。
何故なら、中、高等学校は教科担任制が多いため、新任教師は新卒から1〜2年は、副担任だからです。
企業では当たり前な事を知らないまま半分学生な気分で40代〜50代を迎えます。
それが学校教諭なのではないかなと、現場を経験した1人としては思います。
「神戸加害教師の処分は?」
神戸市教育委員会は、今回の事件の加害教師の処分を検討していると伝えられています。
神戸市教育委員会と言えば、組体操でけが人が出たにもかかわらず、続行を決めたり、その他、事件性のある教育現場にも、寛容な事で有名です。
これで、適切な処分が行われない場合、神戸市教育委員会には、多くの批判が寄せられる事でしょう。
「有給休暇後はどうなる?」
加害者教師達は、有給休暇を取っているのですね。
ガッカリです。
教師としては、大変優秀な人材だったと聞いていましたが、有給休暇を取っているのですね。
キャリアもスキルもある有能な教師がいなくなるのは、元小学校勤務経験者としては、すごく残念でした。
しかし、人としてモラルがなければ、未来ある子ども達に悪影響を及ぼし兼ねません。
もはや学校とは無縁になった私が言えた義理は本当にありませんが、もう少し、教育に誇りを持って欲しかったです。
わがままな保護者が大多数な中、有給休暇を取らなきゃやってられない気持ちはよくわかります。
それでも、どこかに光を見つけ欲しいです。
私は学校の先生はあきらめてしまったけど、心を入れ替えて頑張って欲しいです。
まとめ
「ティーチャーカーストとは、校長をトップとして、教頭、教務主任、学年主任と続くパワーピラミッド。」
「神戸加害教師の処分を神戸市教育委員会が準備中。
世間の目もあり、厳しい処分が予想される。」
「有給休暇後は、神戸市教育委員会の指示に従うのではないか。」
自分が元教員なこともあり、アツくなって語ってしまいました。
不快な箇所がございましたら、申し訳ございません。
最後までお付き合いいただきありがとうございます。
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